小笠原父島 世界遺産の自然”小さな驚き”
小笠原が世界自然遺産に登録されたのは、
孤島で大陸と接したことがなく、固有種の
生物が多いことです。素人目には固有種か
どうか分かりませんが、自然は豊かです。
港から徒歩2分の大村海岸でさえこの美しさ。
期待を盛り上げます。
宿の近くの扇浦海岸でビール片手に夕日を
楽しみ、日もくれて星空を楽しんでいると、
誰もいない浜辺から波音以外の音が。
「ゴソッ」「ボコッ」「プハーッ」
最後は息を吐くような音。星明かりを頼りに
目をこらすとゆっくりと動く、腕いっぱい程の
物体が海から砂浜に上がってきてました。
シルエットからすると、、、ウミガメ?
見えないので怖いですが、観察していると
あちこち移動しながら産卵場所を探して
いるようです。
翌朝、同じ場所に行ってみると、
こんな跡が。無事に産めたのでしょうか。
小笠原海洋センターを中心にウミガメを
保護しており、先ほどの大村海岸でも
産卵すると聞いていましたが、実際に
目にするとは思いませんでした。
海洋センターに行くと、子ガメも見られます。
ちなみに制限下で食用にもなっており、
宿の夕食にローストと、煮付けが出ました。
不味くはないですが、、、って感じ。
一方、山に向かうと、こんなジャングルです。
(小港海岸から中山峠に登る手前の橋)
展望台の一つ、旭山を登ります。
ここは往復1時間もあれば余裕で、
アップダウンも軽めなのでおすすめです。
こんな感じの中を歩きます。途中分岐があり、
旭山と南峰に別れますが、旭山の方が
景色がいいです。
あとちょっとで、頂上かという手前で、
ガサゴソ音がすると思ったら、ヤギの一群。
そしてその奥にはボスキャラが!
静かに立ち去ってくれるのを待ちました。
ノヤギは19世紀に持ち込まれた個体が
繁殖し、今では生態系を壊すため駆除して
います。しかし、こいつは出かかった。
ボスキャラを突破してようやく頂上に。
(これは南峰からの景色)
二見湾の美しい海の濃淡が楽しめます。
ちょうど帰りの、おがさわら丸が入港した
ところでした。
夕日の名所ウェザーステーション
父島ではどこにいっても人は少ないですが、
晴れた日の夕暮れは混雑します。
運がよければグリーンフラッシュという現象も
見られるそうです。
2016年5月4日訪問